香港の銀行関係者は、香港の人民元建て預金残高が2010年の年末までに2,000億元に達すると予想していましたが、香港金融管理局のデータによると2010年10月末時点の残高は既に2,171億元となり、予想を上まわりました。「人民元の国際化」に向けた人民元建ての貿易決済による需要の拡大に伴い、香港域内ではさらに人民元預金への需要が高まっていると考えられます。
英系の香港銀行最大手のHSBCの推計では、香港の人民元預金残高は2014年に現在の約3倍の6000億元となり、2020年には11倍弱の2兆2000億元に達する見込みです。
「人民元の国際化」に向けた準備は、中国の金融システムの安定性に配慮してゆっくり進められるものと考えられますが、人民元預金の成長は引き続き急ピッチで進む公算が大きいと考えられます。 |