当ファンドの投資対象に関する固有のリスクのうち、主なものは次の通りです。
中国人民元建ての普通預金口座への預金に関するリスク
本匿名組合の投資先会社は主として、投資代理会社を通じて本件投資対象への投資を行いますが、このうちの約80%は香港に所在する商業銀行に開設される中国人民元建ての普通預金口座への預金による運用にあてられる予定です。これまで香港では中国人民元建ての預金口座は中国本土との貿易に携わる企業のみしか保有できませんでしたが、2010年7月19日に中国人民銀行と香港金融管理局(HKMA)の中国人民元運用の規制緩和に関する合意によって、香港の証券会社、保険会社を初めとして一般企業にも金額上限なく(個人が取得する場合は制限があります。)、中国人民元建ての預金口座を開設できるようになりました。しかしながら、この緩和措置自体は開始後間もないため、今後の経過で中国政府が問題を認識した場合等は、緩和措置自体が取り消され、本匿名組合は中国人民元建ての普通預金口座への預金による運用が出来なくなり、投資目的を達成できない可能性があります。また、中国人民元建て預金に対して、預金額上限の設定、引き出し制限等の様々な規制が設けられた場合も、本匿名組合は想定していた運用が出来ず、本匿名組合は経済的損失を被ることがあります。
なお、中国人民元建ての預金口座は香港に所在する商業銀行(スタンダードチャータード銀行、Citi Bank、東亜銀行等の商業銀行を予定しています。)に開設しますが、それら商業銀行の破綻、財務状況又は信用状況の悪化等により、預金の一部又は全部が失われる可能性があります。なお、香港では、預金者の預金債権は、預金保険法により保護されません。
香港で流通する中国人民元建て金融商品に関するリスク
本匿名組合の投資先会社は、投資代理会社を通じて、香港で流通する中国人民元建て金融商品(株式及び株式その他派生商品を除きます。)に投資しますので、本匿名組合財産は、これら金融商品の変動リスクによって悪影響を受ける可能性があります。また、香港で流通する中国人民元建て金融商品(株式及び株式その他派生商品を除きます。)としては、譲渡性預金(CD)や中国人民元建て社債の他に、それらに主に投資する投資信託等(2010年7月の中国人民元運用の規制緩和によって、香港の金融機関が中国人民元建て金融商品を自由に開発することが可能となります。)がありますが、それらの発行、開発は解禁となってから間もないことから、今後の経過で中国政府が問題を認識した場合等は、それらの流通、商品性に変更、支障等が生じて、本匿名組合財産が損失を被ることがあります。また、これら金融商品の発行体、関連機関の倒産、財務状況又は信用状況の悪化等により、投資元本の一部又は全部が損なわれる可能性があります。
為替変動リスク
本匿名組合は円建てで募集され、香港ドルを介して、中国人民元建て預金等に投資することになります。そのため、中国人民元と円、香港ドルと円、中国人民元と香港ドルとの為替変動の影響を受けることとなります。中国人民銀行は2005年7月の中国人民元切り上げ後、それまで米ドルと固定していた為替相場を「通貨バスケット」を参照する管理変動為替相場に移行しましたが、2008年7月からは事実上米ドルに固定し、2010年6月からは再び「通貨バスケット」を参照する中国人民元相場の弾力化を実施しています。このように、本匿名組合の最終投資対象通貨である中国人民元の動きは、今後も中国政府の政策による影響を大きくうけると考えられ、本匿名組合財産に悪影響を及ぼす可能性があります。
カントリーリスク
本匿名組合及び投資先会社が関連する国・地域として、香港、中国本土及び英領バージン諸島が挙げられますが、これらの国・地域は金融、政情などが先進国に比べ脆弱な面があり、これらに起因する諸問題が株式等有価証券の投資対象に及ぼす影響は比較的大きいといえます。また、海外投資規制や税制、送金規制等法制度が変更されたり、政権が交代することにより、運用上大きな制約を受けたり、換金に支障を生じる可能性があります。
投資機会喪失のリスク
本匿名組合は、本匿名組合の最終投資対象通貨である中国人民元を巡っては、市場で「中国人民元切り上げ」期待等があると認識していますが、仮に今後「中国人民元切り上げ」が行われるとしても、その時期等に関しては全く予想がつくものではなく、本匿名組合の運用期間内に「中国人民元切り上げ」が行われる保証もありません。また仮に、本匿名組合出資の申込期間中に「中国人民元切り上げ」が行われた場合は、当該申込期間に申し込んだ投資者の出資持分は「中国人民元切り上げ」による恩恵を享受できないこととなります。投資者は、本匿名組合出資への投資をご決定いただくにあたって、以上のような収益を享受する機会の一部又は全部が失われるリスクがあることをご留意ください。
ヘッジ手段利用のリスク
本匿名組合は、金利変動リスク、為替リスクその他のリスクをヘッジすることを目的として、スワップ取引又はオプション取引などのデリバティブ取引を行う場合があります。その場合、取引の額、時期が不適切な場合には、本匿名組合の運用成績に悪影響を与える可能性があります。
※上記以外にもリスクはありますので、お申込に際しては契約書ならびに目論見書の内容をよく読んでご確認ください。 |