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今なぜ、再びマカオなのか? ‘橋’が結ぶ一大経済圏創設の国家戦略

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歴史をふりかえって(マカオの歴史と概要)

数百年の歴史を通じ、たえず変貌をとげてきた都市、マカオ。今では想像がつかない日本とのつながり、アヘン戦争、ポルトガル植民地時代など数々の荒波にもまれながら、マカオは今、新たな装いを私たちに見せてくれる。
 
中国返還までの道程
 
数百年の歴史を通じ、たえず変貌をとげてきた都市、マカオ。古くは明王朝の朝貢貿易の港として賑わいを見せ、その後ポルトガル、スペインの大航海時代には南蛮貿易とキリシタンのアジア宣教の中心地として歴史の舞台に躍り出てきた。

その頃のマカオと日本は交易と宣教の二つの面で、活発で密接なつながりがあったことは、今では想像もできないほど。その後長い停滞期を経て、近代の激動期にはいるとアヘン戦争など歴史の荒波にもまれたが、そのような中でポルトガルの植民地として、現在に至るまでのエキゾチックなこの都市の基盤が築かれるようになる。

現代にいたる黎明期では、やがて中国革命の父と称される孫逸仙(孫文)も、このマカオで医師として開業していた。孫文は孫中山ともいい、マカオ半島とつながる中国大陸北部の中山市は、ここから名をとっている。実はこの「中山」は、彼が革命に失敗して日本に亡命中、住んでいた近くにあった邸宅の名。この明治時代の日本人と孫文とは非常に密接な交流があり、いわば今日の中国の礎というべき孫文を介して、マカオから中国へ、日本はつながっていたのである。


その後、両国の不幸な時代をへて、マカオは新たな装いでふたたび登場する。ラスべガスを凌ぐ、東洋の一大カジノリゾート、エキゾチックな観光名所としての顔。

このように、マカオはたえず歴史の中で変貌をとげ、新たな表情を私たちに向けてくれる、アジアでも稀有な都市である。
マカオ地図
 
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マカオの概要
 
中国広東省南部、珠江河口の西海岸に位置し、 マカオ半島・タイパ島、コロアン島から成る。

面 積 : 26.8km2(東京都世田谷区の半分程度)
人 口 : 約52万人(2007年3月現在)
歴 史 : 1513年ポルトガル人が居住権を獲得。
その後行政権を得て、1974年には「マカオ組織章程」を制定、立法会を設置。
通 貨 : パタカ(Pataca)
1香港ドル=1.03パタカ。マカオでは香港ドルがそのまま通用する。
マカオ地図
 
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カジノ経営権の独占に終止符
 
1. 1979年中国・ポルトガル外交関係樹立時、マカオの主権は中国にあるとし、1986年より返還交渉を開始。
香港返還に比べ、ポルトガル側の慎重な姿勢もあり平穏に推移。
2. 1987年両国は「中ポ共同声明」に署名、マカオは中国の領土であり、1999年12月20日にマカオに対し主権の行使を回復する旨を宣言。
3. マカオは香港同様「一国二制度」の下で、外交・国防を除き、高度の自治権を有する マカオ特別行政区として、現行の社会制度、生活様式を返還後50年間維持。マカオ基本法は、1993年に中国全国人民代表大会において採択済み。
 
マカオイメージ
 
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