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ロシアは物不足?生産設備や建物も老朽化し、人びとの暮らしはきつく、表情は暗い?あなたのロシアのイメージは旧ソ連時代のものを引きずってないだろうか。そして、マスコミの偏った情報だけが流れているのではないだろうか。
少なくとも、首都モスクワは豊かで、インフラは行き届き(停電などとんでもない)、きれいに磨いた外国車が列をなして走り、街は安全。そして、人々は自信を取り戻し、通貨ルーブルがいまやユーロをしのぐ強い通貨になりつつある。
おそらく、モスクワは日本とは時差5時間、空路10時間離れているせいか、現実がほとんど伝えられていないのではない? |
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そう。旧ソ連が崩壊して15年が経ち、そのあとに強い、かつてのロシアが再生している。それは別の国、と思った方が良いのかもしれない。文化や芸術の火は絶やさず、欧州のような完成された石造りの街並みを残しながら、経済はまるで別物のように飛躍している。経済学的にやや難しくいうと、中国やインドなどの新興国の発展による富が、資源輸出を通じてロシアに移転していることが大きいと思われる。かつて帝政ロシア時代のように、世界の富がロシアに集まりつつあるのだ。 |
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| 今のロシアとかつてのソ連を象徴する好例がモスクワにある築100年の巨大百貨店「グム」。写真をご覧いただきたい。確かに荘厳な建物は当時のまま、旧ソ連時代は建物は大きいが、売り物が少なくて地元の人は見ているだけ、無愛想な店員はドルをもっている外国人だけを相手にしている...などと書かれていたが。とてもオシャレな百貨店に変わっているのが写真でご覧いただけるだろう。そのモダンな中身が今のロシアだ。 |
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ロシアはBRICs*のひとつとして世界的に知られるようになったが、これはロシアを知る者にとって、かなり奇異に映る。もともと、歴史のある大国である。それになにより、産業の高度化がかなり進展している。産業インフラはもちろん、重工業化が進み、さらには第3次産業が高度化している点は、中国などの新興国とは区別して考える必要がある。
* BRICs(ブリックス)とは経済発展が著しいブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を合わせた4ヶ国の総称。 |
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| 資料:The World Factbook GDP - composition by sector |
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ロシアの取引所の歴史をさかのぼると結構、古い。取引所としてはソ連時代の1921年に今の原型となった取引所がモスクワやサンクトペテルブルグなどに建設され、金属、穀物、通貨などを中心に取引されてきた。
しかし、近代的な証券市場は旧ソ連の解体のあと1990年からスタート、急速な資本主義化で一時は国内に60か所も出来た。しかし、その後淘汰され、現在、RTSとMICEX(モスクワ・インターバンク・カレンシー・エクスチェンジ)の2つの市場が中心。さらに最近では外貨(ドル)でも取引のできるRTSから、電子化が進んだMICEXへと取引の |
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| 中心が大きく移りつつある。MICEXは国内7か所に支所が設けられ、全国を網羅している。もっとも、ロシアの証券市場が本格的に稼動したのは1990年からで近代市場としての歴史は浅い。海外投資家には参入制限は少ない(一部の銘柄には出資規制がある)。 |
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2006年時点の1日の売買高は約30億USドルと流動性は豊富。 |
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通常取引(MICEX)は10:30~17:45 (日本とは夏時間は5時間、冬時間は6時間の時差がある)。 |
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2006年時点の時価総額は約3,000億USドル。 |
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5,000 名以上の株主がいる企業は四半期決算が義務付けられている。 |
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通貨ルーブルは2006年7月から完全自由化。 |
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株式市場としての歴史は浅く、投資家層も多くはない。このため情報インフラの整備が充分でない。特に、日本語情報が得にくい。 |
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企業開示(ディスクロージャー)が劣る企業、コーポレートガバナンスが劣る企業がある。 |
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日本との時差が大きい(夏時間は5時間、冬時間は6時間)。 |
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